小噺 空島の魅力を伝えたい
どうも、ちゃむと申します。
いつもはスマブラについて記事を書いてます。
別に有名なプレイヤーってわけでもありません。ほぼ自己満足です。日記的な感じです。
しかし!
今回は種子が違うんです。 ONE PIECEを語りたいんです。ONE PIECE大好きマンです。かといって別にアニメを毎週見るわけでもグッズを集めまくってるわけでもないですが。ONE PIECEって最早言わずと知れた人気漫画なんですけども。でも語りたい!
なぜならば ONE PIECEって普通に流して読んでも面白いんですけどそれだけだと勿体ない気がするんですよ。
「こっちはこっちで楽しんでんだ 今更お前にとやかく言われたかねーよ 楽しみ方なんか個人の自由だろぉ?」
と、思った方いらっしゃると思います。そうです。自由です。読んだ人が素直に面白いと思えるなら読み方なんてどーでも良いです。台詞なんか覚えてなくて良いです。連載当時の時代背景とか尾田っち(ONE PIECE原作者の尾田栄一郎氏の愛称。なんでも先生と呼ばれるのは嫌なんだとか。この記事では尊敬と親しみから尾田っちと表記します。)の意図とかもどーでも良いです。そんなことは百も承知です。
それでもONE PIECEをより面白いと感じて欲しいと一ONE PIECEファンとしては思うわけです。あわよくば日常生活の会話に散りばめられたONE PIECEネタを拾って欲しい。(立場によっては軽いハラスメントではなかろうか)
とまぁ 言い出すとキリがないので前置きはこのくらいにして(前置き長すぎだろ)。早速ONE PIECEの魅力へ移りたいんですが、タイトルにもあるように今回語るのは空島編の魅力なんです。
以下、空島を語る前置き(まだ続くの!? かなり長いので興味ない人はすっ飛ばしてください)
何故空島なのか。早い話が今年の夏エピソードオブ空島をするからですね。それともう一つ。ONE PIECEにおいて空島編は人気がないんです。確か数年前に男女別に好きなエピソードランキングみたいなのがあったと思うんですけど男女共にランクインならず。両者共に頂上戦争やエニエス・ロビーが入ってたかと思います。そして女性の方では魚人島編が2位くらいと上位だったと思います。(一応調べてみたけどこのランキング見当たらない。あったと思うんだけど)その他、ネットに転がってたいくつかのエピソードランキングでも空島は不人気。何故!? あんなにワクワクするのに!THE 冒険!って感じなのに!
加えて僕はこの夏のアニメ2時間SPのエピソード・オブ・シリーズがあまり好きではありません。(えぇ、、、)
いや、ちゃんと理由があるんですよ。話を端折りすぎるんですよ。原作読んでない人は置いてかれる部分が目立つんですよ。原作で100話以上かかってるものを2時間でなんてとてどんだけ圧縮しても到底無理です。もちろん全部がダメってわけではなく、キャラデザとか新しくなるし、映像綺麗だし良いところも沢山あります。けど原作の魅力が伝わらないんです。そこで今回は夏のエピソードオブ空島までに空島の予備知識を蓄えてもらうと同時に空島の魅力を少しでも伝えられたらと、筆をとった次第です。
Twitterで知人にイガラムさんの魅力を語れと言われましたが “立派だった” ことくらいしか思いつかん。ネタ要素はあるんですけどね。
1.空島編て?
ONE PIECEにおける空島編はコミックス24巻の218話“記録指針(ログポース)が丸い理由(わけ)”〜始まる長編で全部で85話あります。ONE PIECEは〇〇編みたいに分けるとき、はじめの方を東の海(イーストブルー)編と一括りにしてアラバスタ編、空島編〜という感じで続きます。(東の海編で一括りにするのなんか違う気がするんだけどなぁ。まあ 公式が定めてるからしゃーない)
2.空島編(ジャヤ編)の魅力
空島編の魅力というかONE PIECE全体に言えるんですけどね。
- 魅力1.謎
謎1.空から船が降ってくる!?
217話で船に密航していたロビンを一味に加え航海中、突如として空からガレオン船が降ってきます。
218話“記録指針(ログポース)が丸い理由(わけ)”より
字面だけ見るとすごいですねー。もうわけわからんです。ONE PIECE読んでない人からするとわけわかんなすぎて置いてかれますよね。おそらく当時ジャンプの連載を追っかけてた人も置いてかれてたとこでしょう。と同時にワクワクもしたのでは?僕はハラハラしてました。全く尾田っちの話の持って行き方にはハラハラするぜ。
加えてこの見開きのページにあるナレーション。「人が空想できる全ての出来事は起こりうる現実である。」 カッコイイ〜〜!
さらに記録指針(ログポース)の針が急に上を向いてしまうんです。ナミはこれを見て記録指針(ログポース)が壊れたと言い出します。しかしロビンがこれを否定。より強い磁力によって記録(ログ)を書き換えられたと言います。そしてロビンの空島発言で218話は幕を閉じます。ワクワクがとまんねーーーー!!
空島はあるのか?ないのか? 存在するならどうやって行くのか!?これが空島編の1つ目の魅力。結論から言うと空島編ってあるように空島あります。ありますともさ。
謎2.突然の夜と巨人をも凌ぐ巨大な怪物
219話“サルベージ王マシラ”にてルフィ、ゾロ、サンジの3人は空島への手掛かりを探しに海に沈んだガレオン船へ。するとガレオン船をサルベージしにきた猿っぽい人間マシラに遭遇。海中でルフィと打ち解けます(謎)。するとガレオン船ごと巨大な亀に食べられます(謎)。船で待機していたナミたちがルフィたちの身を案じていると突然夜がやってきます(謎)。すると超でかい人が数人現れます(謎)。もう謎だらけです。
221話“怪物”より
もう空島のことなんて忘れてしまうくらいにこいつらについて知りたくなります。
謎3.山のような黄金と絵本
なんとか怪物から逃げ果せた一味は空島の情報を求めてマシラの本拠地のあるジャヤという島へ。ルフィ、ゾロ、ナミの3人はジャヤの政府不介入の町マックタウンで書き込みを開始。空島と口にすると夢を見過ぎだと馬鹿にされます。ここのくだりは読んでてモヤモヤします。町の人や海賊に腹が立ちます。空島への手掛かりを得られないまま船へ戻るとロビンがちゃんと空島の情報を入手してました。さすがです、ロビンねぇさん。ロビンの得た情報によるとモックタウンの反対側、島の端にジャヤのはみ出し者がいるという。その名もモンブラン・クリケット。
226話“海底探索王ショウジョウ”より
227話“うそつきノーランド”より
ジャヤは作中で登場する絵本『うそつきノーランド』の舞台。絵本によるとノーランドはジャヤで山のような黄金を見たらしい。クリケットさんはノーランドの子孫なんですよ。そしてうそつきの子孫として罵られた一族にケリをつけるためジャヤに眠ると言われる莫大な黄金を探し続けてるんです。
227話より
莫大な黄金があるかもしれない!これはロマンですよ。誰しも一度は「お金持ちになりたい!」と思ったことがあるんじゃないですかね?そんな人類の夢の1つがある島、それがジャヤです。黄金はあるのかないのか。ワクワクしますよね。ルフィたちも黄金の話を聞いて盛り上がってますし、やっぱお宝を探すって単純だけど海賊!って感じがしていいですね。
謎.4“突き上げる海流”
ONE PIECEの世界では現実にはありえないような自然現象が沢山出てきます。その中にこの空島編で欠かせない現象が一つ。それが見出しにもある“突き上げる海流(ノックアップストリーム)”です。
229話より
こんなやつです。 災害らしいです。
よくわからんでしょう?僕もわかんないです。
でもなんだかワクワクしませんか?
- 魅力2.物語を彩る個性豊かなキャラクター
上記では全く触れてませんがジャヤ編には様々なキャラクターが登場します。ONE PIECEを読んでいる、あるいは見ている方はご存知の黒ひげも初登場はジャヤです。
#1.麦わらの一味
言わずと知れた我らが麦わらの一味。一応左上からルフィ、サンジ、ロビン、ゾロ、ナミ、チョッパー、ウソップ。
#2.サルベージ王マシラ
マシラ海賊団園長(ボス)。猿山連合軍所属。懸賞金は23,000,000ベリー。初登場は219話“サルベージ王マシラ”。絵本『うそつきノーランド』の熱烈なファン。さるまがい。
#3.処刑人ロシオ
モックタウンでベラミーとポーカーをしている海賊。懸賞金は42,000,000ベリー。モックタウンの住民いわくイカレた海賊。ただのかませ犬なので覚えなくていいです。
#4.ハイエナのベラミー
画像の白目むいてる奴がベラミーです。ベラミー海賊団船長。懸賞金55,000,000ベリーのルーキー。ルフィたちに喧嘩をふっかけてくる嫌な奴です。海賊が夢を見る時代は終わると言って空島を妄想だと笑います。クリケットが見つけた金塊を奪います。後、パンチの打ち方を知りません。
#5.ビッグナイフサーキース
懸賞金38,000,000ベリー。ベラミーの一味。ONE PIECEでは珍しいククリ刀を使用。以上。(雑)
#6.海底探索王ショウジョウ
ショウジョウ海賊団大園長(おおボス)。懸賞金36,000,000ベリー。思い切った顔してます。七武海の一角クロコダイルが落ちたことにより、そのイスが自分に回ってくるのではないかとハラハラしています。生まれてから25年間髪を切ったことがありません。猿山連合軍所属。マシラと同様、絵本『うそつきノーランド』の熱烈なファンです。あと、声で船壊せます。
猿山連合軍最終園長(ラストボス)。うそつきノーランドの子孫。ノーランドが見たという黄金を探し海底へ潜る日々をおくる。空島への手がかりを示し、また手を貸してくれる人物。このおっさんめっちゃかっこいいんですよ。 ONE PIECEはおっさんがカッコいいのも魅力です。
#8.黒ひげ海賊団
ジャヤ モックタウンにてルフィたちと絡みのある海賊団。ジャヤでは個々に登場し、後に海賊団であることが判明。空島以降も登場するルフィのライバル的な立ち位置。ライバルって言い方は少しズレてる気もするけど。
とまあ大まかな人物だけでもとっても濃い連中だらけです。ジャヤ編ははこいつらと麦わらの一味で進みます。
- 魅力3.ロマン
空島編を通しての1つのテーマとも言えるもの“ロマン”。あとは“夢”もそうでしょうね。
黄金郷の有無とか空島の有無とか。信じるのも馬鹿らしいような夢物語を追いかける、ロマンですね。ONE PIECEの物語における最終目的はひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を見つけることです。これ以外でONE PIECEにおいて直接の目的がお宝や財宝を探す話って実は無いんですよ。そういった意味でも空島って特別なお話なんです。サウスバードを探すところや、詳しいことは次回以降の記事で触れることになりますが空島アッパーヤードでのサバイバルなど冒険要素がほかの話よりも多いのも特徴的です。舞台も森の中で人工物少なめなのもポイントかなと。
- 魅力4.小ネタ
空島のジャヤ編ではちょっとした小ネタがあります。
実はこのページのナレーションに出てくる物理学者ウィリー=ガロンは実在した人物なんです。調べてみたけどあまり有名な方では無いみたいです。
ONE PIECEの世界にも現実世界と同様の生き物も存在することがわかる描写。まあ物語が完全にファンタジーなだけにいなくても問題は無いんですけどね。ONE PIECEと張り合えるくらい価値があるらしい。
続いては先ほども登場したうそつきノーランドの絵本。この本は北の海(ノースブルー)発行の絵本でこの本を子供の時読んだという発言からサンジの出身地が東の海(イーストブルー)ではなく北の海であることがわかります。そう!サンジの生まれは東の海ではなく北の海なんです。え?それってすごいの?って思われた方も居るかもしれませんね。ONE PIECEの世界は“偉大なる航路(グランドライン)”と“赤い土の大陸(レッドライン)”によって4つの海で区切られています。つまりサンジが東の海に行こうと思ったら世界をど真ん中で区切っている“赤い土の大陸”を超えなきゃならんわけですよ。“赤い土の大陸”を超える方法は①政府に申請するか②海底を潜って魚人島を通るかの二択です。なにが言いたいかと言うとONE PIECEの世界においては生まれた場所と育った場所が違うというのはとっても珍しいことなんですよ。“偉大なる航路”はなにが起こるかわからない異常な海ですしね。この時サンジが自身の出生については触れられないままでしたが最近明らかになりましたね(最近といってももう2年前なのか)。知りたい方はコミックスを是非に。
“突き上げる海流(ノックアップストリーム)”が実際に起こった(かもしれない)ってご存知ですか? 2014年の台風8号の影響で沖縄で起こったらしいですよ。
こちらは拾い画像。確かにそれっぽい。こういうのを見るとね、思い出して欲しいわけですよ。
この記事でも触れたあの人のあの言葉を。
そう!「人が空想できる全ての出来事は起こりうる現実である。」。まさに!って感じで感動したところで(苦しいな) 後半駆け足になったけども空島の魅力を伝えたい話 ジャヤ編 ここらで締めさせていただきます。
ここまでお付き合いくださった方、 あなたはすごい。こんな読みづらい文章によく耐えましたね。本当にありがとうございます。空島の魅力(今回はジャヤだけだけど。)少しでも伝わればこれ幸いかと。
続きは 気力があれば エピソードオブ空島の後に放送内容も含めて書けたらと思ったり思わなかったり。
次の記事が空島の話になるのかわかりませんが今度はもう少しまとまりのある読みやすい文章を心がけたいなぁ(願望 心がけるとは言ってない)。